3年前の10月に開始した「ネクストステージエイブル 勉強会」
今回のインタビューでは、第1回の勉強会から参加頂いている保護者さんの声を紹介致します。
出会った3年前は、支援学校 1年生の男子生徒でしたが、この4月からは学校を卒業し、「職業訓練校」へ進まれます。
ちなみに、学校卒業に「訓練校」を選択されましたが、エイブル勉強会には今後も参加される予定です。
本年度 支援学校卒業 男子の保護者さんの声
― 『ネクストステージエイブル勉強会に参加して良かった』と思う点
勉強会に重ねて参加する中で、エイブルさんの活動状況や変化がわかったこと。
特に色んな視点から子どもに対する支援があることが分かり、エイブル以外にも熱心な支援者さんが多いことを知って、相談できる施設や支援員さんと顔の見える関係を構築することで、「何があっても大丈夫」と安心できるようになりました。
また定期的に参加することで、我が子だけでなく、他のお子さんの成長する様子を知り、様々な学校の保護者の方と交流できました。
他にも企業で障害者雇用に携られている方の話を聞け、企業見学では、会社での仕事や今まで見たことのないバックヤードを知って、私自身の社会勉強になりました。
何より社会の現実を垣間見て、勉強会に参加していなかったら一生知らないままであることを感じることができた。
健常だと思っている人達の傲慢さを改めて感じた。福祉の視点を持つことが月並みだけれど誰もを助ける事になるとわかった。
企業の方が話される「就労のための心得」は普段の自分に対しても役に立つことばかりでした。
― 勉強会の参加は進路を考える際に、参考になりましたか?
「我が子の得意なところ」
「伸ばせそうなところ」
「職業準備性」
と常に疑問符を立てることができ、講師の先生の話や食事会での会話で子育ての方向性が定まってきた。
特に子どもの発達過程において「就学する?」「就労する?」と悩み、構築していく期間が長い方が良いのでは?
と思っていたが、講師の方から「早く就労する方が本人も自覚でき、責任感も生まれる」と聞いたのは印象的でした。
― 今後、取り組んで欲しい議題・企画
休日の過ごし方など余暇の充実
― 印象に残っている勉強会及び見学会3つ教えてください。
正直3年間の中で3つに絞ることは難しいです。
その中でも
- 「障がいのある人たちと一緒に働く中で学んだこと」を話して下さった矢野紙器社長 矢野社長
- 「その人らしく働き、社会参加」について話された障害者雇用支援ネットワークの乾さん
- ご自身の経験も踏まえ「父親目線での子育て参画」を教えて下さった フュチャージニアスの本田さん
- ・東洋ゴムの特例子会社である「昌和不動産」の方のお話
が印象的です。
また企業見学では、日本ドリームサービスさんや手原産業倉庫さんでは、産業の舞台裏を見られてとっても印象に残りました。